流星群
流星群
words by Chihiro Onitsuka

言葉にならない夜は 
貴方が上手に伝えて
絡み付いた 生温いだけの蔦を
幻想だと伝えて

心を与えて 貴方の手作りでいい
泣く場所が在るのなら
星など見えなくていい

呼ぶ声はいつだって 悲しみに変わるだけ
こんなにも醜い私を
こんなにも証明するだけ でも必要として

貴方が触れない私なら
無いのと同じだから

曖昧なだけの日々も
何処まで私を孤独に
褪せる時は これ以上望むものなど
無い位に繋いで

想いを称えて 微かな振動でさえ
私には目の前で 溢れるものへと響く

奇跡など一瞬で この肌を見捨てるだけ
こんなにも無力な私を
こんなにも覚えて行くだけ
でも必要として

貴方に触れない私なら
無いのと同じだから

数えきれない意味を遮っているけれど
美しいかどうかも分からない
この場所で 今でも

呼ぶ声はいつだって 悲しみに変わるだけ
こんなにも醜い私を
こんなにも証明するだけ でも必要として

貴方が触れない私なら
無いのと同じだから

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